大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

加茂幼稚園、来年度より3歳児保育実施決定・・・か!?

2017年08月10日

9日は、教育委員会の傍聴に行きました。前半は定例会、後半は場所を移して教科書選定でした。教科書は結論だけを言うと、日本文教出版の道徳教科書が採択されました。議論の詳細は項を改めます。

前半の部では加茂幼稚園の3歳児保育実施に伴って必要になる規則の改正についてが議案となっていました。あぁ、3歳児保育が実現するんや!と喜んだのも束の間、その規則で決まる保育料が、なんと第5階層(所得課税額211,201円以上)は来年度の3歳児で月額25,700円!再来年度は4歳児も25,700円!!現在の15,500円から考えると大幅な値上がりです(3歳児は現行設定はありませんが)。

元々、公立幼稚園の保育料は月額8,500円でした。保育時間は短く預かり保育もなく3歳児保育もなく英語やスイミングも勿論なく。それでもベテランの先生方による、その子に合わせた手厚い保育や少人数でのきめ細かな教育が自慢でした。それを、法律が変わったことを理由に大幅値上げし、保育内容はそのまま(預かり保育は試行)で今まで来ています。園児が減るのが当たり前です。なのに、園児が減ったことを理由に次々と公立幼稚園を廃園。2019年度からは加茂幼稚園だけになってしまいます。

9日の定例会では、値上げの理由について問う教育委員に対して西川課長は「サービスを民間並みに拡充するから民間並みの保育料にする」と答弁。しかし教育委員からは「今までが民間に劣っていたという立場には立たない。今日この場で結論を出せる状況ではない。継続審議を。」との声が上がり、他の委員からも「市民感覚としては公立の保育料は安いので助かる、というものがあるのでは?もう少し内容を考える必要がある」との意見があり、21日(月)の午後1時30分より教育委員会臨時会を開催し審議することとなりました。

・・・ということで、3歳児保育の来年度からの実施はほぼ間違いないと思いますが、保育料の件と併せて臨時会での審議となりました。なお、高陽幼稚園の募集停止についても同じ規則で定めるようです。

(通園バスは来年度は導入しないようでした。高陽幼稚園を廃止するなら、通園バスは必須アイテムではないのか、と思います)。

21日の臨時会を是非ご一緒に傍聴しましょう!

 

 

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