大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

権利の放棄

2013年12月02日

こんな資料1枚で42億円以上の権利放棄を審議しろ、とは!

こんな資料1枚で42億円以上の権利放棄を審議しろ、とは!

今日は総務文教委員会でした。先日のブログにも書いたように、42億7112万8405円の権利を放棄する、という議案でしたので色々な資料をみて質問をしようと考えていたのに、行政側から提出された資料は写真の1枚のみ。 これでは審議ができません。 せめて、権利放棄を国に申請した際の添付資料と代物弁償される土地の詳細のわかる資料を出してほしい、と委員会の冒頭で申し上げたところ、市長から「必要なら質問すれば答える」との答弁が。私は思わず「反対するなら勝手にすれば良い。これ以上の資料は出せない、ということか。」と気色ばんでしまい、委員長に「資料は必要なので取り計らって下さい!」とお願いしました。すると委員長は「ほかの委員のご意見は」と聞いて下さいました。 今までもこのようなパターンが数回ありましたが全て「資料がなくても審議できる」という結論になっていたので、今回もそうなるのか、と思っていたところ、なんと全ての委員から「資料を出してほしい」「すぐに出せるなら用意したら」との声があがり、10時に始まってすぐに暫時休憩となり、行政が資料を用意し、11時30分より再開となりました。 いま、権利放棄を議決することで、42億円以上の起債(借金)の利息分の半分を国から補助してもらえます。また、借金するのが土地開発公社から市に代わることで信用度が上がるため、利息そのものも抑えることが出来ます。その効果額の合計は3億3千万円とのこと。 このまま土地開発公社を存続させるのは結局後年の負担を増すことになると判断し、議案には賛成しました。 しかし、42億円といえば市民1人あたり7万円以上の無駄遣いをしたことになります。行政としての反省点を質しましたが「国の施策が悪かった」「バブルの崩壊が悪かった」と市長は全部周囲の責任と言わんばかり。市民への説明も「広報で」とのこと。もう少し真摯に失敗に向き合い、説明責任を果たす姿勢がほしい、と申し上げました。 明日は予算委員会です。午前10時より始まる予定です。音声傍聴のみですが、お時間の合う方は傍聴にお越しくださいませ。
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