大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

連続で水道議会

2020年11月04日

2日は午前10時より和泉市の信太山にある泉北水道企業団の議会へ。廃止が決定してしまった信太山浄水場を擁する企業団です。残念ながら解散が決定したので、残す議会は今回と来年2月の2回。今回は浄水場を廃止した後の財産処分について質疑。公簿面積38980.21㎡の土地の帳簿価格約1億1千万円。その30%が高石市の共有分。いくらなんでも帳簿価格が安すぎます。いつの評価額かを聞くと昭和36年~37年との答え。私は企業団解散の際にきちんと測量し財産評価をすべきでは、と質疑しましたが「売却予定などもなく、3市の共有名義で所有するだけなので改めての評価はしない」とのこと。納得できませんでしたが、売却などの事態となった際にはきちんと土地の鑑定・評価をするよう要望しました。本当は売却などせず、このまま浄水場として活用して欲しいんですけどね…。

【こんな広大でシンプルで貴重な浄水場を廃止するなんて…】

そして同じ日の午後1時からは大阪府広域水道企業団の議会に出席するために本町へ。こちらは大阪府営水道を引き継いだ企業団。府内43市町村のうち、大阪市を除く42市町村で構成されています。大阪都構想が可決されていれば、4つの区は企業団に参加することになったと思われますが、否決されたので今後も大阪市に対して参加を呼び掛けていくことになるのでしょう。

こちらは今年度、高石市には議席はありません。なので非選出議会議員という立場で参加し、1団体に1議席を配分するように高石市議会の総意として発言をしてきました。42市町村のうち同意見が36市町村。現状(33議席)で良いという意見が6市。とても活発に意見交換がされました。なんとか歩み寄って一致した結論を導けると良いのですが。

その他にも今年度予算(債務負担行為)の限度額に計上ミスがあり委託業務の発注ができなくなったことについての報告と謝罪がありましたので、経緯について質疑しました。いくつもの水道事業を統合し事務処理をする難しさはあると思いますが、広域行政のガバナンスに不安を感じる出来事でした。

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