大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

鳥栖市と久留米市へ

2018年10月19日

久留米市の議場にて

10月16日(火)~17日(水)と、佐賀県鳥栖市福岡県久留米市へ議会運営委員会の視察に行きました。視察内容は「議会でのタブレット導入について」。

どちらの議会も東京インタープレイ(株)のSideBooks(サイドブックス)というシステムを導入されていました。全国のタブレット導入議会の9割がこのシステムだそうです。

初日は鳥栖市に伺いました。タブレットは議会だけの導入(議会事務局にも導入なし)で、目的はペーパーレス化。端末はiPad第6世代。今年6月から予算書・決算書以外は全て電子資料にて配布。市や事務局からの情報伝達も、今までは全て議員の自宅まで手配り(!)していたものをタブレットに配信することで効率化が図れた。「おしゃべりカフェ*とす」という議会報告会においてもタブレットを有効活用。今後の課題は行政にもタブレット導入を働きかけることと、議員間の情報共有ツールとして活用すること。ということなどを伺いました。なお、鳥栖市議会では5年前に「議事録作成支援システム」を導入され、これに伴い今年度より速記は廃止。マイクのデジタル化も含め導入費用は600万円だったとのこと。高石市では今回マイクをデジタル化したので、経費削減と事務の迅速化の為に是非このシステムを導入してもらいたいです。

2日目の久留米市でもやはりタブレットは議会だけの導入でしたが、こちらは議会事務局にも導入されていました。ペーパーレス化が第一目的ではなく情報共有を目指した。予算書・決算書も電子化。カレンダー機能・チャット機能(WowTalk≒Line)も搭載し情報共有ツールとしても活用。ipad 9.7インチを使用。条件付き一般競争入札でNTTドコモから調達。議会関係のフロアはタブレットのみ対象のWi-Fiを整備。来年度には行政側もタブレット導入予定。今後は行政計画や地図などの電子化も進める、とのことでした。このたびの九州地方豪雨ではタブレットを活用し画像も含めた情報共有に大いに役立った、と伺い、高石市でも早期に導入したい!と思いました。

いずれの市も運用規定と使用基準を明文化されていました。

現在、高石市議会では試行として議員個人所有のPCやタブレットの議場・全員協議会室への持ち込みを行っています。ネット接続はしないことになっているので、私は資料などをダウンロードして会議に臨んでいます。今後、議員全員が共通のタブレットを利用することが出来ればネット接続も可能になり様々なことが効率化されるでしょう。せっかくの視察を活かしてタブレット導入を進めていきたいものです。

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