大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

総合戦略にご意見を…

2016年01月14日

素晴らしい成人の誓いでした

素晴らしい成人の誓いでした

1月7日の消防出初式から始まった新年の行事も、8日の互礼会、11日の成人式と続いて一段落です。成人式では代表の方の〝誓いの言葉”に感動しました。「世界中で12億人、5人に1人が貧困状態にある。同時代に日本に生まれたことで平和と繁栄を享受できている。現在、医療系の大学で学んでいることを活かし、国際的な医療人として人々が等しく幸せに生きることが出来るよう貢献したい」という内容でした。私もしっかりと頑張らないと、と新成人に背中を押してもらいました。

さて、現在高石市では「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定を進めています。これは国が主導して進めており、2015年度~2019年度までの5カ年計画ですので、3月末までに策定しなければなりません(ちなみに泉大津市は昨年10月に策定しています)。広報1月号には「ご意見の募集」(7ページ左上)ということで(パブリックコメントではなく)意見募集が行われています(1月29日まで)。しかし、そこには当然示されるべき『総合戦略の素案』もなく、ただ単に「意見を出して下さい」というものです。

こんなことで、市民の意見を訊いたことにするつもりなのでしょうか。総合戦略会議にしても、第1回目第2回目ともに傍聴しましたが、ものすごく盛りだくさんの内容を1回ずつに詰め込み過ぎていて消化不良になっていることを心配しています。準備期間が短すぎるのです。しかも未だに議事録も公開されていません。その上、この杜撰な「意見募集」…。新しい年を迎え、新成人の素晴らしい言葉を聞いた後にこの状況を見るにつけ、暗澹たる気持ちになります。せめて『素案』が出来た段階で、正式に「パブリックコメント」の募集をしていただきたい、と担当の職員には強く要望を伝えました。

それでも、これを読んで下さった皆様は是非「ご意見」を市にお伝えください。総合戦略を基に今後の高石市の様々な政策が決定されます。せせらぎの道、健康クラウド、健康ポイント、市民の税金を800万円投じる花火大会(今年はさらに“盛大に”するそうです)、羽衣天女、高師浜駅のバスターミナル、などなど、市はこの戦略に盛り込み推進しようと考えているようです。公立幼稚園・保育所のこと、子ども医療のこと、府内で最低額の妊婦補助のこと、介護と医療を繋げる“地域包括ケアシステム”のこと、その他何でも今後の高石市にとって必要なこと・不必要なことを行政に伝えて下さい。

総合戦略は「雇用創出」「地方へのひとの流れを作る」「若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」ことなどを主眼としています。数値目標を定め検証することも求められています。それに基づいて今までのような全国一律ではなく施策に合わせた新型交付金や補助金が国から財政支援というかたちで交付されるようです。

今後の高石市の形を決める大切な戦略です。広く市民の声が届き、それを反映することが大切だと考えています。

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