大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

明日から議会です

2013年02月20日

明日から議会が始まります。会期は3月12日までです。 この3月議会は「予算議会」と言われるように、平成25年度の予算審議がメインになります。現在、予算書の詳細をチェックしていますが、ざっと見ただけでも首を傾げざるを得ない予算がいくつか計上されています。 今日までにチェックした中で一番驚いたのは、今年5月に行われるらしい「シーサイドフェスティバル」というものに、補助金として1000万円が計上されていることです。ブランド戦略の一環なのでしょうか。何をするフェスティバルなのか尋ねると「現在実行委員会を1回開催しただけなので内容は未定」ということでした。5月に1000万円を使うイベントをするのに現段階で未定とはどういうことでしょう。私は個人的に音楽関係のイベントや演奏会などに関わっていますが、私的なお金を使うようなものでも大体1年以上前から準備を始め、段取りし、広報し、人を集め、本番を迎えます。翻って高石市の税金を使ってのイベント、しかも3か月後に開催されるものが未だ詳細未定というのは考えられません。予算委員会でしっかり確認したいと思います。 また、伽羅橋公園という「大阪みどりの百選」にも選ばれている公園の改修工事費に3650万円が計上されています。こちらも、以前からこのブログや「めぐみ通信」でも何度か触れているように、ブランド戦略のひとつとして伽羅橋駅高架下にスイーツ街を作り、そのための施設として伽羅橋公園の緑を撤去してオープンテラスにするためにテーブルと椅子とパラソルを設置する、という事が考えられているようです。 これは高師浜線の活性化のためらしく、現在1700人前後の高師浜線の1日の利用者数を10,000人にするという目標を掲げています。 しかし、スイーツ街を作って何人増える、オープンテラスを作って何人増える、というような試算はされていないそうです。 費用対効果、と行政は常に言うのに、今回の予算計上に対する効果=伽羅橋駅の乗降客数が何人増加するか、についても確認する必要があります。 高師浜線の存続は必要だと私も思います。同じ思いの地元の方々も多くおられることでしょう。それなら、地元の方々のご意見こそ尊重され取り入れられるべきで、行政が上から決定したことを「黙って受け入れろ」というのでは上手くいくものもいかなくなるのではないでしょうか。 予算を含め、議案は30号まであります。予算書だけで278ページまでありますので、すべてを詳細にチェックし、理解し、疑問点をピックアップすることに追われています。まさに、走りながら考えている状況ですが、議会の進行に伴ってブログでも内容をお知らせしていきます。また、傍聴にもぜひお越しください。明日は市長の施政方針の説明と議案の説明が行われる予定です。
ページのトップへ戻る