大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

都市計画審議会

2013年02月06日

平成24年度第3回都市計画審議会本日、平成24年度第3回都市計画審議会の傍聴に行きました。 風致地区の廃止やJR東羽衣駅北側の用途地域の変更などが決まってしまいました。風致地区の廃止については、地元住民の方々からの反対の声も多く、また行政の説明では津波対策のために高さのある建物を建てられるために風致地区を廃止する、と言う割には「津波防災地域づくり法」に基づく推進計画も未策定で、津波防御施設の詳細も未決定です。そのような中での風致地区廃止は時期尚早、と委員のお一人は発言しておられました。私も全くその通りだと思います。 また、東羽衣駅北地区の用途地域変更(第一種中高層住居専用地域⇒近隣商業地域)というのも、地域住民を含めた同地域の有効利用検討委員会の予算を計上しているにも関わらず、いまだに立ち上げていず意見も訊けていない段階での変更は、同じく時期尚早、という意見がありました。 そもそもこの地域は、平成4年に当時の国鉄清算事業団から高石市土地開発公社が「コミュニティセンター用地」として買い上げたもので、公共施設への売却ということで譲渡所得税の減税を受けているものだそうです。それが目的の変更となったことについて、地域住民への説明もないままに都市計画決定の変更をするのは、同じく時期尚早、という意見のある中で、いずれも可決されました。 高石市では他方で「ブランド戦略」などと言って、費用対効果の試算も満足にできていないような計画が着々と進められています。高石市のブランド力は落ち着いた風致地区の風情であり、文化の香りのするまちづくりではなかったのでしょうか。 今あるものを大切にして、市民とともに意見を聴きながら進むことがブランド力の向上につながると私は考えています。現状は大きく逆行しているのではないか、と危惧します。
ページのトップへ戻る