大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

羽衣幼稚園、突然の廃園決定!?

2012年05月23日

本日届いた文書の一部です

本日「高石市立幼稚園の再編について」という文書が手元に届きました。それによると「羽衣幼稚園の平成25年度の4歳児の募集は行わず、平成25年度末をもって廃園する」ことが、教育委員会5月定例会で承認された、ということです。 青天の霹靂!! 昨年の高石幼稚園の廃止の際ですら、幼稚園再編等検討委員会が5回開催され、5回目に園の名前が出るから、と40名を超える傍聴があり、その後開催された教育委員会も高石幼稚園の保護者が傍聴されていました。勿論、私もどちらも傍聴し議論の経緯を確認しました。 しかし、今回は羽衣幼稚園の廃止が検討されていることすら誰にも知らされず、幼稚園再編等検討委員会も、今までは開催を高石市のサイトで告知していたのに、全くそれもなく、5月19日土曜日にたった1回だけ緊急開催され、それを受けた教育委員会は21日月曜日の午後6時30分より行われる、というものでした。 昨年8月、高石幼稚園の廃止が決定された時に出された、羽衣幼稚園の再編に係る評価の点数は75点、北幼稚園の点数は55点でした。高石中学校区では羽衣か北か、どちらかが残ることは決まっていました。なので、誰もが「羽衣が残る」と考えていたのです。 しかし、今回『新たな評価基準』なるものがいきなり出てきて、それによると羽衣の点数が85点、北幼稚園の点数が95点となり、羽衣を廃止する、という結論だそうです。訳が分かりません。 これでは現在の4歳児(年中)さんが5歳児(年長)さんになる時には、下級生が誰も居ない状況を作ることになります。高石幼稚園廃止の際も声を大にして言ったのですが、子どもの育ちには「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」になり、自信と誇りを身につけることで自己肯定感が育まれることが本当に大切なのに、その機会を奪うのがこのような廃止の方法です。 高石幼稚園に続き、羽衣幼稚園に通う子どもの権利も奪う、あまりにも酷い仕打ちです。 高石市の人口が減るのも当然、と思わざるを得ない、またしても子どもの人権を無視したこのたびの決定を許すことは出来ません。本当に残念です。
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