大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

危機管理と情報管理

2011年07月24日

7月12日午後8時14分に、議会事務局より自宅へファクシミリが届きました。内容は「南高砂における放射線を帯びた輸出中古車の報告について」でした。この件は翌13日の朝日新聞および毎日新聞の朝刊にも掲載されましたので、ご存知の方もおられるかと思います。詳しくは、7月11日午前10時ごろ、福島県で登録を抹消されアフリカに向けて輸出される予定で、高砂にある輸出事業者の敷地内にあった中古車から5,5μsv/hの放射線量が検出された、というものでした。 私は13日の午前中は教育委員会の定例会を傍聴に行き、それが終わってから危機管理課を訪ね「昨日の中古車の件はどうなっていますか。まだ高石市にあるのですか。」と訊きました。すると、課員の方から返ってきた答えは「・・・何のことですか?」 高石市での危機管理はどうなっているのか、と質していたところ、何故か経済課長が現れ、「これは港湾の問題なので経済課で対応しています。」とのこと。確かに港湾での問題なので経済課も関わっているのは不思議ではないが、危機管理課に情報が行き届いていないのは、大変な問題ではないのか、と申し上げました。高石市役所全体での情報の共有が全くなされていない事実に、それこそ危機を感じました。 当該車両は、7月15日に業者によって引き取られたそうです。高石市としては現地には誰も行ってない、ということで写真などの資料もありませんでした。陸路で搬入されたということで高石市内も通過しただろうと思われます。色々な可能性を考えると、やはり高石市として線量計を準備しておいて頂きたい、と改めて要望し、さらに、危機管理に関わる情報は網羅しておいて頂きたい、ということも併せて要望してきました。
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